名古屋市立大学 薬学部説明会

12月19日水曜日、礼拝の時間に 名古屋市立大学大学院教授 薬学博士でいらっしゃる服部先生にお越しいただき、プレゼンテーションをしていただきました。

まず、名古屋市立大学薬学部の4年制コースと6年制コースの特徴と目的をご説明いただきました。また、昨年度の薬学科卒業生の就職先など具体的にご披露いただくとともに、国内有数の設備を有し、また手厚い教育を受けられる点など多くの魅力をお伝え下さいました。また、生徒からの質問にも快く応対していただき、さらにパワーポイントのスライドをそのまま印刷して配布するのではなく、その要旨をA4両面1枚のレジュメにして配布していただき、アカデミックプレゼンテーションの模範を示してくださいました。

生徒の学びの記録(ベネッセ マナビジョン ポートフォリオ)には以下のようなものがありました。

「薬学部には、4年制コースと6年制コースがあり、薬剤師になるためには6年制コースを卒業して、国家試験を合格しないといけないことがわかりました。 また、薬学部の魅力として次のことを学びました。

・校舎の綺麗さと施設の充実度は国内有数のレベル
・医学部以外の理系学部では、京大の次にランクインするくらいのレベルの高さ
・1学年100人に対して、教員60人と手の行き届いた教育を受けることができる
・クラスがあり、上級生との関わりも多い

今までは、薬学部は薬剤師と決めていたけど、製薬会社などの医療関連企業や、医薬品開発、麻薬などの管理、取り締まりなど様々な仕事があることと、就職先があることがわかりました。 僕も1つの仕事にこだわりすぎず広い視野で物事を考えていきたいと思いました。」

以下は質疑応答の際に質問した生徒のポートフォリオの内容です。
「12月19日の礼拝の時に、名古屋市立大学大学院薬学研究科病態生化学分野の服部光治先生が講演をしてくださいました。名古屋市立大学は7学部からなる総合大学で、中部東海地方で唯一の医・薬・看護の全ての学部を持つ大学だと始めに紹介があり、その後に薬学部についての紹介がありました。名市大の薬学部の特徴として、クラス制を用いている点や4年制の生命薬科学科がある点、地元の出身者の割合は低く、半数以上は全国から優秀な学生が集ってくる点などがあるということでした。私は、研究職に就きたい場合、4年制コース+大学院か6年制コースのどちらが良いのか疑問に思い、質疑応答の時に質問をしました。服部先生は、6年制コースは薬剤師を目指す人がほとんどなので、4年制コース+大学院の方が研究者になるには良いということ、大学受験をする時には自分がやりたいことを決めなければならないとおっしゃられました。また、その後研究と開発の違いについて教えていただき、研究は実用化するための基礎となる研究を行う職種で、開発は研究で得た物を基に実用化する職種だと知ることができました。今回の講演を聞き、この高校生活三年間をどうするかによって進学できる大学が異なり、その先の未来が変わるので、改めて高校生活の三年間を大事にしなければならないと思いました。もう三分の一は終わりそうですが、遊ぶことなど楽しいことはいつでもできるが、勉強は今やらないといけないので、残りの高校生活をより良いものにしていきたいです。」

このような「高校の先、大学の中とその先を学ぶ」機会を与えていただいた服部教授に深く感謝するとともに、名古屋市立大学薬学部を第一志望にしている生徒たちのみならず、その他大勢の生徒たちの学習進路の動機づけや職業観が大いに涵養されたと確信しています。(高1学年主任 五十嵐)

  • 薬学部の特徴と目的について

  • 薬学部卒業生の進路について

  • 生徒との質疑応答