4月15日(土)本校大講堂にて、プレ土曜講座特別講演会が行われました。
今回の特別公演は、自然科学研究機構新分野創成センター准教授の、郷康広先生による「ゲノムを通して我が身を知る~人とヒトとサルの間にあるもの~」と題した講演でした。
郷先生は、科学は哲学や芸術にも通じる点があるとし、「生物としてのヒト」と「社会的・文化的な存在としての人間」に分けられると説明したうえで、人間は他の生物との連続性の中で位置づけられることを、ネアンデルタール人のゲノム研究のデータを根拠に、歴史的な流れや身近な例も挙げながらわかりやすく説明されました。
また郷先生は本校の卒業生でもあり(平成5年卒)、後輩にあたる高校生に対し「世の中には正解はないので、若いうちからよく考え、よく悩むことが大切です」と熱っぽく語られました。最後の質疑応答では、生徒たちから多くの質問が出され、郷先生も感心しながら質問に答えていました。
郷康広先生
講演の様子
講演の様子
途中、クイズも交え楽しみながら講演は進みました