成道会記念講演会

12月11日(火)に、本校講堂にて「成道会記念講演会」が行われました。「成道会」とは、釈尊が6年間の修行の後、悟りを開かれた遺徳を偲び、お祝いをする日です。
本年度は講師に奈良インターカルチャー代表の佐野純子先生と、本校出身で、衆議院議員の熊田裕通先生の2名をお迎えし、ご講演頂きました。

佐野先生は、「教科書で習わない奈良―大和」の演題で、奈良の見どころや観光の名所などをお話してくださいました。また生徒には、奈良の観光案内パンフレットも配布して頂きました。講演を聞いた生徒の感想には、以下のようなものがありました。

「一番私が驚いたエピソードは、「たらよう』という木が葉書という言葉の語源であるということだ。普段何気なく使っている言葉が、奈良の木が語源だったなんてとても意外で面白いと思った。」(1年 中島乃優さん)

「寺や大仏などは史実に基づいた表面でしかない。東大寺や二月堂も、昔の人々が施した様々な工夫によって成り立っている。また、文化や食べ物なども歴史上の出来事を裏付けており、その点に関して奈良はとても興味深い場所である。」(1年 日置公大くん)

「今日の講習を聞いて、今まで以上に奈良について詳しく知れた。聖徳太子の愛犬『雪丸』をキャラクター化したマスコットキャラクターの話や東大寺の話など、さらに親近感が湧いてきてうれしくもあった。」(1年 岩本京花さん)

また例年、卒業する3年生に向けて同窓会主催による講演会が実施されております。今年は、熊田裕通先生による講演、「未来ある後輩たちへ」という演題で、日本経済の変化や日本の抱える課題についてお話されました。会の途中、質疑応答のコーナーに変わり、3年生の生徒が積極的に質問を行いました。講演を聞いた生徒の感想には、以下のようなものがありました。

「昭和から平成までの間で日本や世界情勢が大きく変わっていることを知った。その中で、未来を予測し、かつ様々な方向から物事を理解していくことが日本の存続に不可欠だと思った。」(3年 小原彩水さん)

「自分たちの世代が未来の日本のあり方を変えるといっても過言ではないと思うので、自分の意見を反映させるために普段から新聞を読み政治の動向を理解し、社会に対する自らの考え方を持とうと思いました。」(3年 中島悠輝くん)

「まさに国会で議論をし、日本を動かす仕事をしている方の生の声を聞くことができ感銘を受けました。高3のみんなが、みんなで日本の社会について話し合う機会となったことはとても良かったと思います。」(3年 朝岡伴名さん)

  • 佐野先生による講演会

    奈良の見どころを、写真を交えてお話してくださいました。
  • 熊田先生(右側奥),同窓会西村会長(左側奥),並びに同窓会役員の方々

    興味深いお話をありがとうございました。