土曜講座 全校発表会

2月3日(土)、土曜講座の全校発表会がありました。
土曜講座は授業のない土曜日を中心に、生徒それぞれがテーマを決め、1年をかけて調査・研究、そしてそれをまとめ、発表する活動です。自らの手で研究計画を立てること、情報を集めること、まとめること、そしてどのように発表するかを考え、準備・練習することなどを通して自主的に学ぶ力やプレゼンテーション能力を高めていくことを目標としています。また、研究活動をすることにより、広く社会の出来事に関心を持ち、自分たちに何がしていけるかを考えるきっかけにもなっています。

学年により、1年「環境」、2年「職業」、3年「世界の中の自分」という大きなテーマに沿い、1・2年生はグループごとに、3年生は一人一人が小さなテーマを決めて活動してきました。今日は1年間の研究成果を全体に発表する日です。事前に学年内で優秀な発表と評価された25の発表がありました。

会場は講堂です。
まずは1年生の発表です。1年生は「環境」が大テーマですが「異常気象」「リサイクル」「燃料電池車」などについての研究発表でした。テーマを決めたきっかけ、実際に施設を訪ねて教えてもらった内容、そして今後自分が「環境」に対してどんな取り組みをしていきたいかなどが語られました。

2年生は「職業」が大テーマです。夏休み前に出かけた職業体験で実際にしたこと、その感想、体験先の人たちに聞いた「仕事への対しかた」などについて発表されました。これまでは客としてしか見ていなかった面の裏側で、大きな苦労があることが分かり、将来の自分が進む道を決める上での大きな刺激を受けたことに間違いはありません。発表には経験したことの再現動画も使われ、見ている人にもよく分かる発表が目立ちました。

3年生は一人一人でテーマを決めたので、ジャンルは様々です。自分が興味を持ったことがテーマになっているのですが、「生命現象」「再生医療」「胎教」といった自分だけでなく人の命や生き方を考えていく事につながる内容が多く見られました。プレゼンテーションソフトを巧みに使った発表映像にも目を奪われました。また堂々とした発表態度は「さすが3年生」と思わせる成長した姿を見せてくれました。1・2年生には大きな刺激となったでしょう。

  • 講堂での発表会

  • 1年生のグループ発表

  • 再現動画を使った2年生の発表

  • 堂々とした3年生の発表