フォト&ムービーレポート

カンボジア研修フォトレポート(3)


 3日目の午前中は現地の私立学校・アリゾンスクールでの交流会に参加しました。門をくぐると赤絨毯が敷かれ、クロマーを一人一人首にかけてもらうなど、手厚い歓迎を受けました。両国の国歌斉唱・代表挨拶の後、アリゾンスクールからは歓迎のダンスが披露され、愛知高校からは学校紹介のビデオと日本文化(書道・組紐・伝言ゲーム)のレクリエーションを実施しました。総合探究の時間を使い、日本文化のレクリエーションの準備をしてきた成果が遺憾なく発揮されました。この流れでフリートークも盛んにおこなわれ、生徒同士の交流も深められたようです。授業や教室の様子も見学させてもらい、世界に共通して存在する「学校」の国ごとの違いを体感することができました。

 プノンペンのものよりは小規模ではあったものの、キリングフィールドの見学では、かつてカンボジアで起きた悲しい歴史に触れました。普段平和な世界で暮らす人間を、一瞬で黙らせる威力のある展示内容でした。また、実物資料の展示のインパクトも実に大きかったと考えます。何故歴史を学ぶのか、何のために選挙があるのか、いま我々が当たり前に享受している権利は、失ってからでは何もかもが手遅れであると、ここに来ればその答えがわかるかもしれません。

 午後は市街地から少し離れた村にあるNPO法人Earth treeを訪問しました。代表の加藤さんのガイドの下で、竹で組み上げられた建築物を見学し、現地の職人さんに教わりながら籐細工によるアクセサリー制作に挑戦しました。普通の旅行ではどうしても車窓から眺めるだけになってしまう農村風景を、実際に歩き回り眺められたことは貴重な機会であったと思います。また、昼食時より上智大学の藤田先生に帯同していただき、バス中で臨時ミーティングを開催しました。テーマは「自分なりのカンボジアでの気づき」で全員が発表できました。

 優勝前に市街地のオールドマーケットにて買い物タイム。Tシャツや小物、カバンなど思い思いに買い物を楽しみました。その後、アプサラダンスを鑑賞しながらの夕食となりました。

 夜のミーティングは諸連絡と一二三日本語学校へのレポート作成に取り組みました。