「地域から愛知を良くしよう!~地域の将来を担う「人財」育成セミナー~」最優秀賞受賞

公益社団法人日本青年会議所東海地区愛知ブロック協議会 愛知の経済成長戦略委員会主催「地域から愛知を良くしよう!~地域の将来を担う「人財」育成セミナー~」にて、本校高校1年生の山本健太君と木村真子さんが所属する名古屋チームが最優秀賞を受賞しました。セミナーは2021年8月7日、9月4日、5日、9月11日に渡って行われ、地域貢献、課題解決に向けた討論を踏まえたビジネスプランを各グループで出し合いました。名古屋チームは、「日本語指導を必要とする外国人小中学生のための学習言語に特化したアプリ開発」というテーマで発表しました。日本語指導が必要な外国籍の児童生徒が愛知県は全国的にも多いことや、中途退学率や進学率、就職者における非正規就職率の高い事実などを指摘し、その中でも日常会話ではなく学習言語が不足している点に着目し、その解決策として多言語版日本語学習言語アプリの開発を提案しました。そのアプリではレベル別・教科別・言語別での学習機能や、コミュニティの場としての質問機能、さらに一対一で学習するチューター機能などの実装をイメージしていました。さらに、その事業化までのプロセスに教員免許を持たない人材や元教師などのヒューマンリソースを想定したアプリ開発、資金獲得としてGIGAスクール構想による地方行政からの資金調達に加え、初年度のアプリ月額使用料やチューター利用料などを具体的に想定したビジネスプランでした。さらに、進学率の向上などから日本で活躍できる人材が増え、労働力確保につながり、経済成長を助長するであろうという将来展望とその内容の高さから最優秀賞に繋がったと聞いています。

この朗報を受けて、本校生徒が自発的にこのような問題解決型ワークショップに参加し、地域社会に貢献しようとしているその姿をより多くの生徒や教職員に知ってもらいたいと感じました。

(高校教務部長 五十嵐真人)

  • 高校1年生 木村 真子さん

  • 高校1年生 山本 健太君