高1 OBOG座談会・裁判傍聴ツアー

8月21日(火)登校日の午前、講堂にて卒業生16名(現在大学1年生15名 大学2年生1名)を招いての座談会が開かれました。1年4組氷室さんが司会を、1年7組杉田くんがフロアーマイク担当を務め、文理選択の決め手、苦手科目の克服法、大学志望理由、高校時代にやっておけば良かったことなどを先輩方に質問し、先輩たちも率直に受け答えをしてくれました。その後、各教室にて個別に卒業生が後輩へ向けて話をし、終了となりました。参加した在校生の学びの記録(ベネッセ マナビジョン ポートフォリオ)には以下のようなものがありました。

・講演前の知識 センターが廃止されてポートフォリオが点数化される。
・疑問点 文理選択はどのように決定したか。適性検査の結果をもとにする。自分の得意分野と入試の科目割合・点数配分を照らし合わせる。興味のある事が学べる学科があるかどうか。
・学習した知識・感想 教養のある大人になるため、自らの視野を広げるために高2の秋までに本をたくさん読む。受験生になって焦らないように日頃から単語テスト・定期考査に取り組む。計画は目の付くところに書いておくと実行しやすい。模試の直しは何をどう間違えたかに重点を置く。
・これからの課題 受験は情報戦だから新入試や受験科目割合などについて調べる。高1・2の時からチャート、演習チャレンジ・模試等をやりこみ苦手分野をなくす。

進路選択について個人が深めて考えていく時期に、このような具体的なアドバイスを直接先輩から後輩へ伝えることのできたこの機会を設定して良かったと感じました。(高1学年主任 五十嵐)

また、同日の午後には名古屋高等・地方裁判所へ行きました。高1生徒23名、名城線市役所駅に時間通り集合しました。午後の裁判一覧を1階で確認してそれぞれ希望の法廷へ。詐欺事件や損害賠償請求の裁判は裁判長が資料を確認して、次回結審日時の調整等をするだけで5分程度で終わってしまい、生徒も驚きの表情。ドラマと現実は違うと言うことを実感していました。準強姦事件の控訴審は、控訴棄却の判決を言い渡した後、事件の流れを具体的に裁判長が説明し、15分程で終わりました。傍聴人が傍聴席の大半を埋め、生徒も事件の概要を聞いて閉廷後にそれぞれがわからなかった言葉やこの後どうなるのかなど友達や先生に聞いていました。大麻取締法違反事件では、被告人に職務質問をかけた現職警察官が証人に立ち、検察官の質問に答えていました。被告人の表情がかなり険しかったのがとても印象的でした。14時半にロビーに集合し、記念撮影をした後解散しました。裁判を傍聴する機会はなかなかないことなので、このように企画して足を運んだ経験は、参加した生徒にとって司法への興味や理解を深める大変有意義なものだったと思いました。(高1引率代表 横地)

  • 参加生徒で集合写真を撮りました。