中3 研修旅行

10月27日から30日までの4日間、3年生が研修旅行(修学旅行)に出かけました。今年度はコロナ禍のため、例年の長崎・福岡から変更して、広島・山口・島根・鳥取の4県を巡る旅となりました。

第1日目は新幹線で広島に行きました。まず、平和記念公園と資料館、原爆ドームを見学し、平和の大切さを学びました。次に、宮島や厳島神社をめぐり、風光明媚な瀬戸内の景色を堪能しました。その後、山口の湯田温泉で宿泊しました。

2日目はまず、秋芳洞で自然の雄大さに触れた後、萩の松下村塾などを見学しました。続いて、石見銀山の中で唯一常時公開されている坑道の龍源寺間歩を歩きました。その後、山陰の名湯である玉造温泉で宿泊しました。

3日目はまず、出雲大社と古代出雲歴史博物館に行きました。出雲大社の荘厳な雰囲気に身も心も清められる思いがしました。その後、松江城や松江歴史館をめぐり、鳥取の大山で宿泊しました。

最終日は、鳥取砂丘と砂の博物館を見物しました。鳥取砂丘ではどこまでも続く砂浜の広さに圧倒されました。その後、大阪までバスで移動し、新大阪駅から新幹線で名古屋へ帰りました。

歴史的遺産の見学を通しての歴史学習、戦争の悲惨さを知り世界平和の思いを強くした平和学習、そして友達との楽しい思い出作りとなった研修旅行。意義深い4日間となりました。

なお、本校の研修旅行の様子が日本経済新聞に取り上げられましたので、掲載します。


日本経済新聞の写真(砂の美術館)

一時は閑散としていた鳥取砂丘にも大型バスが目立つようになった。5月に前年同月の6%まで落ちこんだ入り込み客は7月に46%、10月に70%まで回復した。県外からの修学旅行客も増えている。政府の旅行需要喚起策「Go To トラベル」を背景にバスツアーの一般客も訪れる。

10月30日、愛知中学校(名古屋市)の3年生163人が修学旅行で訪れた。例年は長崎県での平和教育を中心に九州を訪れていたが、広島を含む中国地方に変更した。小川禎洋教頭は「長時間移動の感染リスクを考慮した。特に感染者の少ない鳥取は安心感が強い」と説明する。

砂像の展示施設「砂の美術館」でも風向きが変わった。20年は8月まで県外の修学旅行客がゼロだった。9月は10校647人(前年同月は2校99人)、10月は22校1721人(同3校218人)に増えた。

一般客の団体バスも集客を支える。阪急交通社(大阪市)は鳥取砂丘などを訪ねる関西発着の日帰りバスツアーを7月に再開した。7~9月の実績は前年同期の3割どまりだったのに対し、10月は前年同月の82%になった。6日に漁が解禁されるズワイガニ料理を売り物にしたツアーの予約も好調という。(日本経済新聞 11月5日付より)

  • 原爆ドーム

  • 松下村塾

  • 石見銀山

  • 鳥取砂丘