雨のち快晴(野外学習の3日間)

6月7日から9日まで2年生が野外学習に出かけました。
ちょうどその日が「梅雨入り宣言の日」となった7日、小雨降る中、集合地の平和公園を出発しました。
第1日。東海北陸自動車道をとおり、郡上高原へ到着。まずは飯ごう炊飯です。小雨が降る中でしたので、クラフトハウスで学級ごとにカレーとご飯を作ります。野菜の切り方、飯ごうの水加減などに気を使いながらカレーライスの完成。これがなかなかいける味。食べ残しゼロのクラスがほとんどでした。
午後は山中の遊歩道を使ってのポイントトレッキングを行う予定でしたが、安全を考慮してこれは中止。焼き板クラフトに切り換えました。
まず、ななめに輪切りされ、表面が焼かれた板を、すすが手につかなくなるまでタワシで磨きます。すると表面の燃え具合の違いによって独特の模様が浮かび上がった、木の板ができあがります。それに絵の具で着色です。思い思いのデザインで色を塗り分け、完成です。玄関にかけるのでしょうか、それとも自分の部屋の前に飾るのでしょうか。
夕食は炭火焼きバーベキューです。少しずつ薄暗くなる中、またじんわりと冷え込む中、焼き上がった肉やソーセージはまた格別の味でした。やはり自然の中で食べる食事は格別です。

第2日。昨日よりは少し明るくなりましたが、まだ雨粒は落ちてきます。そんな中、白川郷へバスは出発です。運良く白川郷の集落全体が見渡せる展望台に着いたときには、雲が薄れ、集落全体をバックに記念写真を撮ることもできました。
集落の中では2グループに分かれ世界文化遺産に指定されている合掌造りの家の中を見学しました。見学した家の歴史、建物の建て方などを直接教えていただきました。その後は数人のグループに分かれ集落内を見学しました。
昼食後はバス移動して高山市へ。「飛騨の里」では「さるぼぼの人形」と「オリジナルマイ箸と箸袋」作りに挑戦しました。その後、高山陣屋から高山別院までを、ここもグループ見学しながらの移動です。古い町並みでは、お土産を買ったり飛騨の味を味わったりすることもできました。こんな頃にはもう傘はいらなくなってきました。
2日目の宿泊地は平湯温泉です。

3日目。朝起きるとまぶしい太陽の光。快晴です。旅館からも笠ヶ岳など北アルプスの山が遠くに見えます。今日は上高地まで移動してトレッキングです。
大正池のほとりでバスを降り、そこから遊歩道を歩きます。とてもさわやかな風を受けながら、木立の中や梓川のほとりを4キロメートルほど歩きました。赤茶色の山肌を見せる焼岳、残雪を残した穂高連峰などの峰峰が青い空を突き刺すようでした。河童橋の周辺でお弁当を食べましたが、「弁当よりも空気がうまい」そんな声が聞こえました。

3日間の野外学習を通し、五感を使って自然の素晴らしさを感じ取ることができました。

  • このカレーいけるね

  • 合掌作りをバックに

  • さるぼぼ作りました

  • 食事訓をとなえて

  • 焼岳・大正池をながめながら

  • 空気も弁当もうまい